内視鏡検査に関して
当院の内視鏡装置は進行がんで見つかることの多い食道がんを早期に発見できる・NBI内視鏡です。
また、検査技法(内視鏡挿入方法)は私の長年の経験で培われた独自のスタイルです。
食道がんは飲酒や喫煙が主な原因と考えられていますが、最近は胃酸の逆流が原因となるタイプも増加傾向にあります。
詳細をお知りになりたい方は診察時にお申し出下さい。
胃カメラ承諾書のダウンロードはこちら
胃内視鏡検査(胃カメラ)とは・・・
食道、胃、十二指腸を観察する検査です。
胃痛、吐き気、食欲不振、血液検査で貧血を指摘されたとき、便が黒いとき、などの症状がある際に検査を受けることをすすめています。
胃カメラ検査の良い点は・・・
現在、X線(バリウム)検査は主に検診や人間ドックで行われ、一般外来受診では初めから内視鏡検査を行っている施設が多いことはご承知のことと思います。これは内視鏡検査がバリウム検査と比較して早期胃癌発見率が高く、かつ、内視鏡で治療可能である大きさ(10mm以下)の発見率が高いためです。
当院では以前より内視鏡検査を積極的に取り入れており、実質的な2次検査が健診当日に可能です。
大腸内視鏡検査とは・・・
肛門、直腸、S状結腸、下行結腸、横行結腸、盲腸を観察する検査です。
血便(大便に血が混じるとき)、腹痛や下痢が続くとき、便秘・下痢を繰り返すときなど
に検査をうけることをすすめています。
大腸癌は生活習慣の欧米化により極めて顕著に増加しており、近い将来、胃がんを逆転すると予想されております。
検査は苦しくないでしょうか・・・
初めて胃カメラ内視鏡検査を受けられるのはとても不安だと思います。(検査とはいうものの、実際は手術を受けるようなイメージですよね)精密検査を受けるように指導を受けたが怖い、以前検査を行ってとても苦しかったので受けたくない、とおっしゃる方もいらっしゃいます。誰でも苦痛を伴う内視鏡検査は必要だとわかってはいても、積極的に受けようとは思われないでしょう。
当院では鎮静剤を使って、少しウトウトした状態で検査を行うことも可能です。検査後も立って移動することなく、検査を受けたベッドでそのまま移動して安静にして頂けるよう工夫しております。
また、今までの豊富な症例経験から、迅速で正確な診断ができるよう特殊な挿入方法で検査を行っております。
ピロリ菌の除菌はできますか・・・
ピロリ菌の除菌治療は簡単な呼気テスト(錠剤を服用し風船を膨らますだけの簡単な検査です)を行っていただき、ピロリ菌除菌が必要かどうか判断します。
治療は抗生剤を2種類、1週間服用すると同時に酸分泌抑制剤であるプロトンポンプインヒビター(PPI)を一定期間服用して頂きます。服用後、約2か月後に除菌が成功したかを確認します。
保険診療で行うことが可能です。詳細は診療の際にお尋ね下さい。
結果はいつわかるのでしょうか・・・
当院はオリンパス社製内視鏡システムを導入しております。検査終了後に検査画像をモニターでご覧いただきながら、即日、結果をお伝えしております。
画像をプリントアウトしてお持ち帰りいただくことも可能です。